リボン刺繍には、基本となるステッチがいくつかあります。ここでは、私が教室でも最初にお伝えしている6種類を、実際の手元動画と一緒にご紹介します。
一つひとつは決して難しくありません。リボンの引っ張り加減さえコツを掴めば、驚くほどスムーズに形になっていきます。まずは動画を見ながら、実際にリボンを動かしてみてください。
道具の選び方は「リボン刺繍の道具完全ガイド」もあわせてご覧ください。
0. 刺し始め・刺し終わりの始末
一般的なリボン刺繍では、刺し始めに一度リボンを輪にして通す方法が多く使われていますが、私はそのまま刺し始めます。
刺し始め:リボンを1cmほど布の裏に残しておきます。結んだりせず、そのまま刺し進めていくうちに、後から刺す針目がその残りリボンを何度も踏むことで、自然にほどけなくなります。
刺し終わり:同じく1cmほど残してカットし、普通の縫い糸でリボン同士を裏側で縫い留めます。玉結び・玉止めをしない分手順が簡単ですっきり仕上がります。
リボンの種類によってほつれやすいものは、1cmより長めに残し、細かく縫い留めるのがおすすめです。
初めての方へ:最初は「本当にほどけないの?」と不安になるかもしれませんが、慣れると一番シンプルで早い方法だと感じると思います。
1. ストレートステッチ
一番シンプルで基本となるステッチです。布に針を刺してリボンを出し、リボンを軽く整え、リボンの上から刺し(よくリボンを踏むといいます)ながらまっすぐ引き抜くだけ。花びらや葉など、直線的なパーツを表現するときに使います。リボンの引っ張り過ぎ防止に親指でリボンを抑えてあげることがポイントです。
初めての方へ:最初に練習するならこのステッチから。リボンを引きすぎず、ふわっとした立体感を残すのがきれいに仕上げるコツです。リボンを引っ張る力加減をこのステッチで身につけて見てください。シュルっとリボンを引き抜く瞬間とても気持ちいいですよ。
2. アウトラインステッチ
線を表現するステッチです。少しずつ重ねながら連続して刺し進めることで、なめらかな曲線を描けます。線と言ってもリボンで刺すと立体的な刺繍糸の時と比べて少し太さのある線になります。後ろにバックしていくイメージで刺し進めます。4〜5mm進んで半分戻る、を繰り返し刺していきます。半分戻って出てくるところは一針前の針が入ったところと同じになります。カーブを刺す時は、リボンを休める方向をカーブの外側にしておくときれいに仕上がります。
初めての方へ:1針ごとの重なり幅を揃えると、線がガタつかず綺麗に見えます。
3. ループステッチ
リボンでふんわりとした立体的なループ(輪)を作るステッチです。花びらの膨らみを出したいときに使います。糸刺繍ではできないリボンならではのステッチではないでしょうか。一回で可憐な花びらができることが楽しいです。リボンを出し、リボンが出てきたすぐ近くのリボンを踏んで引っぱります。そのまま引っ張るとものすごく細かいストレートステッチと同じになってしまうため注意が必要です。あらかじめりぼんのループを整えてから、親指で引っ張りすぎ防止しながら少しずつ引っ張って行きます。
初めての方へ:ループの大きさを整える力加減は、最初は感覚を掴みにくい部分です。何度か練習して、自分なりの引き加減を見つけてみてください。
4. レゼーデイジーステッチ(花・葉)
ループ状にリボンを渡してから、リボンで抑えるように先端を小さく留めるステッチです。留め方や角度を変えるだけで、花びら1枚にも、葉っぱの形にもなる汎用性の高いステッチです。花びらにする時は細身になるように針の上を交差する方向にリボンをかけます。葉っぱにする時は平たく左右対称になるように針の上で交差しない方向にリボンを引っ掛けます。
初めての方へ:花と葉、両方の使い方を動画で見比べてみてください。同じステッチでも印象が変わるのが面白いところです。なれるまでは、どちらか厳密に考えなくても大丈夫です。楽しく刺し進めてください。
5. ツイステッドチェーンステッチ
リボンをねじりながら鎖状につなげていくステッチです。6種類の中では少し難易度が上がりますが、花の立体感がふわっと美しくできます。
初めての方へ:ねじりの向きを毎回揃えることが、綺麗に繋げるポイントです。
6. フレンチノットステッチ
リボンを針に巻きつけてから引き抜き、小さな結び目を作るステッチです。お花の中心やつぼみ、アクセントによく使います。
初めての方へ:巻きつける回数で結び目の大きさが変わります。最初は2回巻きがおすすめです。
難易度の目安
- ストレートステッチ:★☆☆(最初の一歩)
- アウトラインステッチ:★☆☆
- ループステッチ:★★☆
- レゼーデイジーステッチ:★★☆
- ツイステッドチェーンステッチ:★★★
- フレンチノットステッチ:★★☆
体験レッスンのご案内
動画を見ながら自主練習するのも良いですが、リボンの力加減や布の持ち方など、実際に手を見てもらった方が早く感覚を掴める部分も多くあります。もし直接コツを掴みたくなったら、体験レッスンもご用意しています。
こんな記事もあります
- 初めてのリボン刺繍(基礎編)
- リボン刺繍の道具完全ガイド
- 初級キット紹介:ピンクッション(準備中)


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